さいたま市、浦和、大宮を中心とした埼玉県や東京の防水工事・トーチ工法

048-686-6956

8:00〜17:00(土・日・祝を除く)

メールからの
お問い合わせ

ホーム> 防水工事> トーチ工法
トーチ工法

アスファルト防水・トーチ工法

長い歴史を持ち、信頼性の高いアスファルト防水・熱工法のメリットをそのまま活かし、デメリットを軽減 させる新しい工法として開発された改質アスファルト防水には、自着工法とトーチ工法があります。今回 は改質アスファルト防水・トーチ工法をご紹介します。

トーチ工法の特徴

改質アスファルト防水・トーチ工法は、改質アスファ ルトをコーティングしたルーフィングシートをトー チバーナーで炙りながら接着し、防水層をつくる工 法です。熱工法で必要な大掛かりな施工器具は不要 ですが、溶融しながら接着していくため、溶融した 改質アスファルトが隙間なく下地や下層シートと密 着し、水密性の高い防水層を形成します。このため、 トーチ工法の防水性は自着工法より高くなり、アス ファルト防水露出工法の改修工事などに広く採用さ れています。
トーチ工法は、1980 年頃ヨーロッパから輸入され、当時は輸入品を使用していましたが、1980 年代後半に は国内でも生産されるようになりました。1993 年には、日本建築学会建築工事標準仕様書(JASS)の改正 により、新たにトーチ工法が採用されました。さらに、国土交通省の公共建築工事標準仕様書にもトーチ工法が標準仕様書として採用されています(平成 14 年度版より)。 改質アスファルトルーフィングシートは SBS タイプと APP タイプがありますが、トーチ工法では、APP タイ プの厚みのあるルーフィングシートが多く使用されています。
※SBSとはステレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合樹脂のことで溶質ゴムの一種。APPとは非結晶ポリプロピレンのこと。

トーチ工法のメリット

改質アスファルト防水・トーチ工法には、以下のようなメリットがあります。

・1〜2層で防水層を形成することができるため、熱工法に比べ作業工程が少ない。
・煙や臭気なども熱工法に比べ大幅に低減。
・材料の使用料が低減、CO2の発生量を抑制できる。
・既存のアスファルト防水層にオーバーラッピング(かぶせ工法)が可能なため、既存の防水層を活かした施工ができる。また、廃材の発生も抑制できる。
・改質アスファルトによって、耐候性・耐久性に優れている(耐用年数は15〜20年)。

トーチ工法のデメリット

メリットの多い改質アスファルト・トーチ工法ですが、やはり以下のようなデメリットもあります。

・トーチバーナー使用時は火気に注意が必要。
・厚みのあるルーフィングシートを使用するため、複雑な部位の施工が難しい。
・炙り不足が原因の不具合が発生する可能性がある。
・単層防水では、シートの接合部や端末処理部に高い施工精度が要求される。

改質アスファルト・トーチ工法の施工手順

トーチ工法の施工手順を以下にご紹介します。

①清掃・下地の調整

下地の掃除を丁寧に行い、しっかり乾燥させます。 下地の勾配が悪い場合、モルタルなどでレベル調整が必要です。

②プライマーの塗布

下地の乾燥が確認できたら、プライマーをローラー刷毛などにより規定量を均一に塗布します。

③増し張り

ルーフドレインや出入り隅角、配管周りなどに、補強のため増し張り用のシートで増し張りします。

④シートの割付・仮敷

シートを貼る前に墨出しを行い、寸法や位置を決め仮敷します。割付は水勾配と逆にならならないことが原則です。

⑤シートの貼り付け

トーチバーナーでシートの裏面や下地を均一に炙り、 アスファルトを溶融させながらシートを圧着させていきます。シートのオーバーラップ部分は10cm以上ラップさせ、シートからアスファルトが少しはみ出す程度溶融させることがポイントです。

⑥立ち上がりシートの貼り付け

立ち上がりもトーチバーナーでアスファルトを溶融 させながら、隅までしっかり押さえ込み圧着させま す。

⑦塗料で仕上げる

シートの貼り付けが完了したら、仕上がりの確認を 行い、仕上げの塗料を塗布します。

「防水施工技能士」の資格はスキルの高さを顕す

高い施工精度を求められるトーチ工法ですが、防水工事を依頼する際は施工者の技術の程度がわかりません。それではどのようなことに注意したらいいのでしょうか?高いスキルを示す資格として有効なものが「防水施工技能士」の国家資格です。防水施工技能士には1級と 2級があり、試験を受けるためには、1級の場合は7年以上の実務経験が、2級の場合は2年以上の実務経験が必要です。公共建築工事標準仕様書では、防水施工にあたり「1級防水技能士が常駐し自らも作業を行い、他の作業員の指導を行うこと」と定められています。より精度の高い防水技術を求める場合は、防水施工技能士の施工かを確認してみることをおすすめします。

改質アスファルト防水・トーチ工法は、信頼性・耐久性の高い優れた防水工法ですが、施工者の技術力が防水性能を左右すること、トーチバーナーを使用するため、火気に注意が必要なことが課題になります。 今後は、トーチバーナーなどの施工道具の改良や防水施工技能士の育成・技術の習熟などに期待が寄せられます。